覚書

忘れないように書く

北海道1 二風谷

二風谷に行く
この旅行のスタートは二風谷から。
いつ飽きるかわからないこの35泊の旅行計画だけど、とりあえずスタートする。自由気ままに過ごさせてもらってます。感謝。コロナは一段落ついて無いけれど、緊急事態宣言も重点措置も出てないし、一人で黙って旅行!

月曜がたまたま遅番だったので日曜の夜は地元空港に泊まってそのまま出勤することにして、土日まるっと使って行くことに。久しぶりの飛行機本当にうれしかった。

一日目

朝の便で新千歳に到着。
良い具合で飛行機を降りれたが予定していたJRが人身事故で運休。急遽バスで苫小牧まで移動する。その後の移動も道南バスの予定なので空港で道南バスカード3000を購入。3350円分使える。
10:27 空港 ー 11:20 出光カルチャーパーク

苫小牧市美術博物館
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/hakubutsukan/
入館料300円
100円戻ってくるコインロッカー有。ありがたい。
まず北海道の大地の成り立ちから学ぶ。日高山脈ってすごい。
動物のはく製コーナーを抜けて二階の展示室を見ていると突然動物の唸り声がしたので、どこかに鳴き声聞ける機会あったかな、と思って後で探すも無し。二周ほど探したけど無かったので最後に受付の人に聞くけどやっぱりそんなものは無かったので恐らく幻聴。またはリフトの機械音←有力。トドか熊の鳴き声と思ったのになー。

13:10 出光カルチャーパーク ー 14:10 鵡川農協前
ししゃもの時期は10月だが何か残り香は無いかと道の駅まで行ってみる。何もない。

これはかの有名な・・・?

お土産見たり茶をしばいたりして次のバスまで時間つぶし。
●道の駅四季の館
https://www.shikinoyakata.com

鵡川農協前 15:20ー15:52 富川市街 16:03ー16:30 資料館前
富川市街で乗り換えたバスでしばらく気付かなかったけど、日本語の案内の後で聞きなれない言葉が聞こえてくる。
初めは英語だと思い込んでで聞き流してたけど一つも聞き取れない。え、何語?中国?フランス?スペイン?どれも違う気がする。もしかしてアイヌ語?一番後ろの席で一人で興奮。「~ヤン」って最後に言ってるのだけは共通してて分かった。
後で宿の人に聞いたらアイヌ語で正解だった。

宿はゲストハウス ヤント
https://nibutani-yanto.com/
アイヌ初の国会議員 萱野茂氏のお孫さんが営んでいることは知ってたけど、コミュ障+アイヌについては本田勝一の『アイヌ民族』を読んだのとみんぱくに行っただけ。ゴールデンカムイすらストーリーに夢中でアイヌについてのところまでは読み込んでいない(正直自分の知りたいところと少し違うのでゴールデンカムイは金塊のお話として楽しんでいる。もちろん作中のキャラは全員大好き)ので話を聞くだなんてこと恐れ多くてできなかった。
たまたま夜に部屋に引きこもってたらリビングで他の宿泊客が話をいろいろお話を聞かれてたので、入れてもらった。ビールももらった。ラッキー。
あと、宿の奥さんがうちの保護者とそっくりで勝手に親近感を持った。かわいい。
お腹が大きいのに温泉まで送迎してくれて、ほんとすいません。車内に小さい靴下があってそれもかわいかった。

和牛ステーキ丼とサッポロビール。正義。

晩御飯はびらとり温泉ゆからでいただく。いいお湯でした。
http://biratori-onsen.com/

二日目

朝に他の宿泊客の方とお話するも道民では無いので肩身がせまい。
1人の旅行だし道外から来てるし基本無言の姿勢でいようとは心がけていたのだけど、無防備にマスク無しで話されるとドキドキしちゃう。私がうつされるのは県外へ出た自業自得で仕方がないのだけど、道民の方にうつしてしまったら申し訳が無さすぎる。
名前も知らないまま解散したけどそれぞれ人生歩んでて良かった。私は定年までに二千万を貯める人生を歩んでいますしそれを止めるつもりは今はないです。けれども二千万を貯めない人生を歩んでるその人たちもまた、それでいいのではと思う。自分と違う価値観だからって否定しちゃいけないんだよなって。もしいつか自分がこの道を外れたときに、この人たちは私にとって勇気になると思う。(語り)

萱野茂二風谷アイヌ資料館
https://kayano-museum.com/
昨日の平取温泉(420円)二風谷アイヌ文化博物館(400円)ココ(400円)三館共通割引券で1050円
小さいけれど見るところがたっぷりあって、でもアイヌ文化について知り始めたばかりの私には??もいっぱい。
交易で手にした漆器などは展示してるけど、普段自分たちで作ったものは残って無いの?などなど人がいないのをいいことに受付のお姉さんに質問質問。
交易の物は宝物だから大切に大切に保存するけれど、自分で作ったもの普段使う物には霊魂があるので壊れたら葬る。だから残らないんだって教えてもらった。あとはお姉さんの思うアイヌ文化についてずっとお話してもらって、まさかこんなに語ってもらえるとは思ってなかったからメモすら持ってなくて悔やまれる。
お姉さんは足るを知る、採り尽くさない文化をとても大切に思ってらした。
あと縁結び石にもお参り申し上げた。重々よろしくお頼み申します!!!

●ウレ
https://biratori-urespa.jp/
入館料無料。体験料それぞれ。
アットゥシを作っているところを見学させてもらう。気の遠くなる作業をしていてヒョエーってなった。
というか織物自体、知識として知ってたけど実際目の当たりにしてもう・・・・綿を紡ぐのも木の皮の繊維をほどくのも、すっげぇや・・・・と尊敬。
麻で織物してみるか・ってことで体験させてもらった。アイヌ式では機織り機では無く床に座ってベルトのようなもので腰に固定して・・・・説明できないけどとにかく力がいるしバランスいるし繊細さいるし大変だった。大変だった。手ほどきしてくれたお兄ちゃんもどう接していいか分からないのか苦笑い。
どうもお邪魔しました。

●二風谷アイヌ文化博物館
http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/
ズラリと展示してあって大きい博物館であった。
しかし質問をするとかいう雰囲気ではなく、いろんな資料を延々眺める。
博物館とかって誰にどう質問していいか分からなくていつも「??」が蓄積されて終わってメモとか取らないから後日調べようとしても忘れていくのでどうにかしたい。次回はメモを持って行く。

博物館から出たあと、二風谷コタン内のアリキキという就労支援事業所のカフェでカレーをいただく。
平取のレトルトカレーで、それはいいのだけれど『ニシパの恋人』というトマトジュースがついていて、ほんと感動するくらいトマトそのもののお味で、トマト苦手な自分には・・・・・困った。カレーに混ぜてしまいたかった。ほんと、トマトだった。

名残惜しいですが

バス移動故時間にはシビアです。
資料館前13:10ー義経神社近くに『Haio pira』?と書かれた謎の施設。あれは何だー13:40富川市街14:15ー14:32鵡川駅

鵡川駅
ここで終わりで静内方面は廃線だがまだ線路はついたままだった。いつか細長い空き地になるんだろうな。
少し線路(廃線の方)をウロウロしていたら近所のおっちゃんがホームの木の手入れをしていて声をかけてもらった。誰も木の手入れをしないから伸び放題で仕方なく自分がしていること、自宅で庭に来る鳥に餌をやっていたらキジとかハヤブサが来るようになったこと、月二万円くらい餌代かかってる?こと、いろいろ教えてくれた。写真も見せてくれた。
電車が到着するころに他の駅利用者の人に線路から出てくださいと言われ、慌てて出る。おっちゃんは廃線だから大丈夫なのに、と言っていたけど(私もそう思ってうろついてたのだけど)ダメだったのかもしれない。気を付けよう。

(今、鵡川駅について調べたら昔『富内線』という線があったらしくって面白そう。)

鵡川駅15:12ー15:42苫小牧

駅でテンションあがる

海が見えてよかった。特に河口から海が広がっているのが夕焼けに照らされて良かった。
苫小牧駅16:05ー17:06新千歳空港

函館あじさいのラーメンギョーザビール。正義。

本当は味噌ラーメン+ギョーザ+ビールをキめたかったけど、ダメな性格が出てしまって塩ラーメンに。塩が有名らしいからいいのだけど。いいのだけど。・・・・・強く生きたい。

1泊/35泊の行程終了!いつ飽きるかな!

まとめ

一日目
1027 新千歳空港
↓ 道南バス
1120 出光カルチャーパーク→苫小牧市美術博物館
1310
↓ 道南バス/静内行)
1410 鵡川農協前→道の駅四季の館
1520
↓ 道南バス/静内行)
1552 富川市
1603
↓ 道南バス/日高ターミナル行)
1630 資料館前

二日目
萱野茂二風谷アイヌ資料館、ウレパ、二風谷アイヌ文化博物館
1310 資料館前
↓ 道南バス/富川高校前行)
1340富川市
1415
↓ 道南バス/苫小牧行)
1432 鵡川駅
1512
↓ (JR日高本線/苫小牧行)
1542 苫小牧
1605
↓ 道南バス/新千歳空港行)
1706 新千歳空港

交通費
道南バスカード3000円+不足分890円
鵡川→苫小牧750円
往復飛行機(ピーチ)25800円

入館料
苫小牧市美術博物館300円
二風谷3館共通割引券1050円

宿泊
ゲストハウス ヤント3300円

計35090円