覚書

忘れないように書く

北海道2 えりも岬~登別

えりも岬~登別へ行く
北海道1から半月程でゴールデンウィークに突入。偶然にも7連休になったので、うち4泊5日で北海道へ行くことに。GW初日と最終日はピーチといえどもめちゃくちゃ高いのでそこは避けたがそれでも格安では無い。
GWの人の多さも警戒したけれど、順番的に今回はえりも岬なので少ないかな?と思い切った。

一日目(空港→静内)

夕方新千歳につく便で行く。
見渡す限り満席のギューギュー詰だがなぜか私(中央付近窓側)横二席は空席。一列占領できて、降りるときもすぐ通路に出れた。よかったけど、何故?急なキャンセルあったのかな。ラッキー
後立山連峰などキレイに見えていてよかった。

いろんな山がきれいに見えてた。
着陸します

空港到着後はさくさく電車で大谷地駅まで移動。大谷地のバスターミナルで道南バスカードを買うつもりが営業所が無かったのでバス車内で買う。5000円(5700円分)と1000円(1100円分)。ターミナルというからにはあると思っていた。失敗。中央バスの営業所のみであった。
あとは高速ペガサス号に揺られて夕日とキレイな山(名前は知らない独立峰)を眺めたり寝たりしてたら静内到着。私の想像が酷過ぎたのだけど、思っていたより都会。
大谷地BT17:30-19:40静内

今日の宿は静内エクリプスホテル
https://eclipsehotel.jp/

朝食券が馬券

レストランの1ドリンクサービス券があったので夕食をいただく。

1ドリンクはグラスビール。ビールが無くなりかけるとスタッフのお姉ちゃんが「次何飲みますか?!」ってすっごく楽しそうに聞いてきて、「いや、飲むことは決定かい!」と思いながらつい瓶ビールを注文。楽しそうに接客されるとつい、ね。
ししゃもの天ぷら、エゾシカ炭火焼、などなど。

シーリーベッドは初めてだけどとてつもなくぐっすり眠れた。

二日目(静内→えりも町

生憎の雨。朝食会場は混雑。朝食会場に「的中」スタンプがあって、朝食券に押せる。楽しい。それから、昨日もらった『おにぎり引き換え券』おにぎりふたつに漬物までついていてほんと有難い。昼食食べるタイミングが掴めないのでお守りにもらう。この日はえりも町に泊まって、翌日またここに宿泊するので、一泊分の荷物だけ持って、残りを預かってもらった。ありがとうございます。
道南バスに乗って浦河へ進む。雨だけど、モンベルの折り畳み傘に防寒着も兼ねてカッパを持ってきていたのでノーダメージ。あ、靴はダメージ大だった。
静内本町9:20ー10:37浦河高校前10:48ー10:57浦河郷土博物館前

浦河町郷土博物館
https://www.town.urakawa.hokkaido.jp/sports-culture/museum/kyoudo-museum/
入館料無料

浦河町郷土博物館

受付で住所を書くと、道外から来ていると知った職員のおじさんが「北海道寒いでしょ」と声をかけてくれる。想像より寒かったので正直に「北海道なめてました」と申告したら笑われた。で、見学しようと思ったら事務所からおじさんが出てきて「これしか無いけど」って貼るカイロを二つくださった。優しさに感動したのと、生理三日目で真剣に腹痛だったので本当に嬉しかった。心からありがとうございます。
こちらの博物館、小さいけれど博物館というだけあってとっても充実していて詳しく勉強になった。アイヌのことも小規模ながらしっかりあった。感動。これで無料なのはほんとにいいのか??
同じ敷地内にある馬事資料館もなかなかに興味深かった。
帰りにカイロくれたおっちゃんにもう一回お礼言おうとしたけれど離席していて言えず、それだけが心残り。

バス停前の道の向こうに日高本線

こんな感じなの・・・?

浦河郷土博物館前12:17ー12:29会所町
バスはいい感じに海と線路を見せてくれ、雨の雰囲気も相まってとても良い雰囲気であった。雨もいいな。
●様似郷土館
https://www.apoi-geopark.jp/access/kyodokan.html
入館料無料

こぢんまり

こちらはさらに小さい。
受付の職員さんの標準語が気になるくらい標準語だった。あと床にペイント?されてある動物の足跡が順路だと思って辿って進むと順路と逆走してた。よく分からない。縄文時代の石器と年代不明のきれいなおちょこが並べて展示されていたり、様似の知識皆無だからか「んんん?」が多かった。出土場所別の展示だった?理解力が足らず・・・。様似街道という面白い街道を知れた。この辺は金山や山道で栄えたのかな。
ここの熊のはく製の写真を撮らなかったのが後悔ポイント。

エンルム岬は雨の為パス。
時間が中途半端になったので歩いて様似駅へ移動。途中の公民館で『アイヌ100人のいま』という宇井眞紀子さんという方の写真展をしていると様似郷土館のチラシで知ったので寄ってみた。

様似バス停でホテルでもらったおにぎりを食べる。
様似14:15ー14:52新栄
この路線素晴らしく楽しかった。海ギリギリだわバスってこんな揺れる?!ってくらい急カーブだわ。翌日同じバスに反対方向から乗ったけど全然そんな感じじゃなかったから運転手さんのクセ?スピード出しすぎじゃない?悪天候も迫力を出す演出してたのかも。とても楽しかった。

お宿は田中旅館
www.erimonoyado.com

和室 風呂トイレ共同

小さい部屋だけど海が見えててよかったしウミネコがすぐそばを飛んでいる。トイレもすぐ前だったので不便なし。きれい。

●郷土資料館ほろいずみ・水産の館
https://www.town.erimo.lg.jp/horoizumi/
入館料無料

雨だし翌日晴れるみたいなのでえりも岬に行くのをやめて郷土資料館へ。私が中へ入るのを見て車から職員の方が出てくるスタイル。え、事務所にいないの?
ここも小さいけれど詳しい。順路や展示も見やすくてきれい。動画見れる機械を起動させてくれたけど時間がかかる。せっかく起動させてくれたので二つ三つ見ることにしたけど動画の一つ一つに思いがたくさん、伝えたいことがたくさん詰め込まれていて、長い。「~~~~まだかい!」って何回か笑ってしまう。ここまでで入館から20分ほど経っている。

昔の電話

まるで江戸時代の物のような解説に切なくなったり

でかい

大きな鳥にくぎ付けになったりする。
閉館時間まであと10分くらいになったところで職員さん登場。閉館準備の見回りかと思って急ごうとしたら、アザラシ被害の話。うんうん大変だよね。アザラシはえりも岬にもいるって。観光客は見つけにくいけど、慣れたら分かるって。赤潮によるウニ全滅被害。ほんとウニ食べたかった。都会のサーモンの刺身は薄くてびっくりするらしい。ここいらでは漁師さんから「もってけー」ってもらったりしてたらしい。土産物屋の昆布の目利きができるらしい。「えりもから来たよ」というと粉ついてる昆布下げられるらしい。コンブ漁をしている実家の職員は朝家業手伝いをしてから出勤してくるらしい。常に風が強くて台風並みらしい。夏は涼しいらしい。
気が付けば17:25。観光客が少なすぎて喋り足りないのかなーと思いながら公務員サービス残業申し訳ないという気持ち。まぁ職員さんがずっと喋ってたから私のせいでは無い。がもう少し時間に余裕をもって来館していればよかったな、とチョウチョ貝とシーグラスのお土産をもらって、スタンプ押し損ねたのに気づいてから思った。
「こんなとこもう来ないと思いますけどまた来てくださいね」と言われたのが印象的。

夕食

タコしゃぶ、貝焼メイン

宿のご主人に明日の予定を聞かれ、「タクシー電話つながったら、えりも岬アポイ岳→静内。だめならアポイ岳→静内」と伝えると「タクシーは無理だよ」って教えてもらう。しゅん。
夜は人がいないのを見計らってサッとシャワーを浴びる。
夜中に同僚から「明日出勤よろしくー」って連絡が来て多分今すぐ出発しても間に合わないぞ、とドキドキする。結局違う人と勘違いだったようでホッ

三日目(えりも岬→静内)

ペロリ

よく晴れて、ウミネコも元気。おいしい朝食にとてつもなく元気になる。早めに出て水産品売ってるお店見て、早めにアポイ岳行ってハイキングしよかな、と8:30頃チェックアウトしに行ったら、「予約時に海老アレルギーと聞いていたのに夕食の刺身にえびを出してしまった。申し訳ない。」というわけで「夕食のビール代サービスそして9時発でよければえりも岬まで送ります。」優しすぎる・・・申し訳なさ過ぎて一度は断ったけど(だって甘えび一匹だけ・・・そして除去無理ならそのままで大丈夫と伝えてるし)いいからとご厚意に甘える。
9時半前にえりも岬に着いて、ぐるっと見て、えりも岬10:07ー10:53アポイ山荘12:49ー~静内という完璧プランを打ち立てる。素晴らしい一日になりそうな予感(フラグ)。
9時出発。旅館のあたりは晴天だけど岬に近づくにつれて霧が。ご主人によると朝に旅館あたりが晴れているのも予想外だった。この調子なら30分くらいで岬も晴れるだろう、と。わーい!と岬に到着。丁寧に丁寧にお礼を言って車を見送って、おい霧が晴れとるぞ!!写真!とポケットに手を入れ
スマホが無い!
完全に車の中だ・・・ショックすぎる。慌てて電話をしようにスマホが無い!ばか!公衆電話を見つけ自分のスマホに電話。出ない。電話。出ない。仕方ない、田中旅館の番号を検索・・・スマホが無い!ばか!売店の人に聞こうかと思ったら公衆電話の電話帳にバーンと載ってた。よかった。しかし電話に出ない。何度かけても出ない。買い出しに行くと行ってたし、仕方ない次のバスで旅館に戻って待たせてもらおう。戻ってくるのに時間がかかるなら予定変更してもう一泊させてもらえばいいか、と切り替えて岬散策。最終日じゃなくてよかった。
えりも岬
すっごいよく晴れていて素晴らしかった。写真撮れないけど。目を凝らしてアザラシ探していると同じく一人旅風のおじちゃんが「写真撮りましょうか」って。この優しさあふれる言葉がこんなに悲しく聞こえることってないよね。「スマホを忘れてきてしまいまして・・・」図々しいので写真撮ってメールかなんかで送ってくれんかな、くらいは考えた。さすがに言わないけど。
時間無いから風の館には入らず。えりも岬観光センターでスタンプを押す。私がえりも岬に行った唯一の証となってくれた。メモ帳持って行っといてよかった。前回の反省がこんな形で生きるとは・・・
10:07えりも岬発で新栄まで戻る。旅館に戻るとスタッフの方みんな掃除で受付に人がおらずそりゃぁ電話にも出れないよな。掃除中に申し訳なかったけど声をかけて、スマホを車に忘れたこと、時間は急いでないことを伝えた上でご主人がいつ頃戻るか聞く。そしたらすぐご主人に連絡取ってくださって、もうすぐ買い物終わって戻りますって。ソファで待っててくださいねって。みんな優しい・・・
バスが少ないのと、明るいうちに静内に着きたかったのでアポイ岳は諦めるかーと思っていたらご主人登場。スマホを受け取って平謝り。さて次のバスまで・・・と思ったら「予定は?!アポイは?!」「いや、バス無いので止めときまs「行こう!」優しすぎない?コンビニで水まで買ってもらって私この方に何か恩を売ったか?一番安いプランで泊まったのに。前世?まで考えた。浦河郷土博物館でカイロもらった時から北海道の人優しいと思ってたけどここまで優しいとは。コロナ渦に旅行来てる様なやつですよ、私・・・
結局予定より30分遅れでアポイ岳ビジターセンターに到着。今度は車内をダブルチェックして心の底からお礼を言う。「なかなか来れないけどまた来てね」と言われ「絶対来ます。友達連れてみんなで来ます。」と言うと「うんうん。一人でもいいから来てね」って友達いないことを見透かされた。あふれ出るボッチ感。友達100人作ってみんなで一番高いプランで泊まろう。
えりも、二回も「また来てね」と言われたので行くしかないな。今度はスマホ持ってえりも岬行って、昼のうちに郷土資料館行って、お高いプランで旅館に泊まる。できれば複数人で。できれば・・・

アポイ岳ジオパークビジターセンター
https://www.apoi-geopark.jp/access/visitor_center.html
入館料無料。

取り合えず穴開けときゃいい

かんらん岩がメインでいろいろと説明してくれていた。けれどバカなのであと何回か通わないと理解しきれないだろうな。登山とかするので山の成り立ちとか地殻変動とかちょいと興味はあるけれど、今回はアイヌ文化を知る旅である、と自分に言い訳をして表面をサラッとなぞって終わることにした。岩を「新鮮」と表現することを初めて知った。

アポイ岳のはず・・・

アポイ山荘バス停の少し横にアポイ岳を正面に伝承が書かれた石碑みたいなのがあって、そこに腰かけてお昼ごはん(お菓子とセイコーマートで買ったビスケットだけども。山荘ご飯はお高め)をいただいて本当に最高。正面はアポイ岳、右は坂の向こうに海。ここは天国。アポイ岳、小学生の遠足登山でも行くらしいのでいつか登りたい。ヒグマが怖いけれど。北海道の山もいつか挑戦したいなぁ。ヒグマが怖いけれど。

道の向こうに海

朝からいろいろあったけれど、ここからは無事オンタイムで移動。ほんとずっと幸せ。出発前までのネガ期なんだったの。
アポイ山荘12:49ー12:58様似

終点様似駅

北の大地の入場券というものを知る。静内、浦河、様似と通ってきたので買ってみる。ほんと、日高線でここまで来たかったなぁ。入場券があるから次は新冠も見てみたい。レンタカーで駅を一つ一つ見て回るのも面白いかもな、とバスから廃駅を眺めては思う。あと時々ぬっと見える雪の日高山脈がかっこよくてもだえるけどなかなか写真に納まってくれない。
様似13:10ー13:44浦河役場前

グーグル先生は様似から堺町で乗り換えろって言うてはったのだけど、JRバスの人に「道南バスに乗り換えたいのですが堺町は停まりますか?」と確認したら「停まるけど役場前の方がベンチがあるからいいと思うよ」と教えてくれてその通りにしたので写真に残せた浦河駅です。

2分しか時間無いから走ったけどね。
浦河役場前13:46ー15:17静内本町
バス停から歩いてケーキ屋さんでケーキを買い再び静内エクリプスホテルにチェックイン。コーヒーブレイクを挟んで町散策。静内駅まで行き、ホームに出れる時間が終わっていたことにショックを受け、駅の裏から堤防まで行き、なんか声がすると思って梯子を上ったら中学生が消波ブロックにたむろしていて慌てて消える。自分のいるところはそんなでも無いけれど数十メートル奥は波が恐ろしく強かった。

夕食
●赤ひげ
r.gnavi.co.jp
よく流行っているようで、早めに入ってからはどんどん埋まっていく。とんかつが有名らしく、串カツも美味しかった。その他の料理もとーっても美味しかったのだけど、一人客向けでは無く量が多い。二、三品でお腹いっぱいビールも併せて1800円。

四日目(静内→白老→登別)

この日もよく晴れ、朝食会場からの景色もとってもきれい。

海の向こうに何かが見える

快晴なのでぼーっと外を見てたら海の真ん中に白い点。船かな?と思ってたけどずっと動かない。もしかして向こう岸?朝食会場のスッタフに聞くけれど「よく晴れた日は向こうが見えると聞いたことがありますが私も見たことなくて・・・」だそうで。向こうって函館?青森?そんなとこ見えるの??でも見えたことにしといた方が楽しいのでそういうことにしとく。

チェックアウトしてからレンタサイクルをお願いする。若い方だったのだけど「レンタサイクル」で通じず「貸自転車」で通じた。あれ?死語?
静内の町をえっちらおっちらサイクリング。アイヌ民俗資料館まで自転車で20分とグーグル先生は言うけれど、フロントのお姉さんは「20分では絶対無理です!」とのことで、裏道を教えてもらった。

橋の真ん中に馬の気配

新ひだか町アイヌ民族資料館
https://hokkaido-hidaka-kankonavi.com/database/shin-hidaka/1689/
入場料無料

一番乗り

シャクシャイン記念館は残念ながら休館だったけど、建て替えなのか何なのか(仮称)で新しいミュージアム新ひだか町アイヌ政策基本構想にあったのでもしリニューアルされるならまた行こう。今度はエゾオオカミの頭蓋骨も写真におさめたい。ヒグマのポージングに気を取られ過ぎた。
この資料館は時々本や博物館で見かける「チャシ」について詳しかった。今までよく分からんからスルーしてたしここでも「お堀というわけでは無い?」くらいよく分かってなかったけれど、外に出て少し行った先に実際のチャシ跡があって、規模はよく分かった。ここをどう使っていたのかはさっぱり。防御はできんよな。儀式?景色はめっちゃいい。

チャシより静内を望む
帰り道の景色も良い

たんぽぽが多いのが印象的。

御幸町10:52ー12:54沼ノ端13:03ー13:10苫小牧13:30ー13:54白老
・静内からのバスはとてもよい廃線跡&海であった。
沼ノ端駅ホームでtiktokダンスを踊るJK
・苫小牧のホームでホテルでもらったおにぎりを食す。
・苫小牧から先はICカード使えないと聞き慌てて一度改札を出る。

●ウポポイ
https://ainu-upopoy.jp/
入場料1200円
ここはチケット取るのがややこしかった。
ウポポイという空間の中に国立アイヌ民族博物館(0円)があって、博物館に行くにはウポポイの入場チケットと博物館の入場整理券が必要。それらを買うにはwebketにアクセスして必要チケットの確認して「お求めはこちら」を押してもずっと同じ画面。何回か押しておかしいと更に下へスクロールしたら「□現在発売している商品」。それもウポポイ入場券が先頭に来ているけど、博物館目当ての人は日付指定で入場券を買っても博物館のその日の整理券が無くなっていたら意味がないので、先に「博物館の入場整理券」次に「ウポポイの入場券」の順で買うべき。
ちなみに博物館は常設展特別展内容モリモリでぶっ通しはきついので中休憩のために2,3時間後くらいの整理券を確保しておけばよかったと後悔。行ってからだとちょうどいい時間は無くなってる可能性あり。常設展2時間見たあとにさらに特別展は内容が頭に入ってこなかった。

14時からの入場整理券を持っていたので早く入りたい一心でセカセカ進んでいると建物は見えるのに入口への矢印は建物から離れていく。「え?」と思いながら矢印通りに進んでいくと石の壁面の中へ誘導される。ここから真っすぐ、と思い込んでたらまた建物に背を向けだすので「間違った?!」と二回ほどUターン。みんな写真とか撮ってるから流れが出来てなくて迷う。けれどここしか無さそうなので壁面を伝ってグネグネ進んいくと検温小屋。もう!分かりにくい!とイラッ。イラチはダメだね。

ウポポイの熊

見るとこたくさんあって、ショーケース横とかにも豆知識仕込んであるし楽しかった。え、え、そんなのあるの?!みたいなのも。メカジキのイオマンテ

これはちょっと「?」だった

色の違いは素材の違いって、色塗ったり保存方法の違いの可能性があったの?文化の謎を解き明かすくらい謎だったの?素材の違いはアイヌ文化とどう関係があるの?青銅の方が価値があるとか?この三本は形一緒認定されるの??何が文化の謎だったの?

でも「さすが国立」と思ったのはどこよりも「理解のための説明」をしようとしてるところ。アイヌ文化を全く知らない人が見て、分かるようにしようとしてるというか・・・上手く言えないけど置いてけぼり感が少なかった。他では時々陳列を見ているだけになってしまうことがあるから。「何これ?」「どんな意味が?」「どうやって使うの?」がスルーされていく感じ。そこを少しでも興味持ったものを知れるようにしてるのかな。ただ読むところが多いから時間かかっちゃうけど。
なんとか企画展まで見て(『質問を紙に書いて貼ったら誰かがいつか答えてくれるよ』ってコーナー、国立の規模でしないでほしい。回答見に来れねぇよ)、チセとか見る。ここにはスタッフの人が話しかけやすい感じでいたので、チセについて二、三質問させてもらって、もう疲れ果てたし博物館だけで1200円の価値はあったし出ることにする。

ビール、ジンギスカンセット。正義。

アサヒビールだったけど。
出たところのフードコートで夕食にして、向いの土産物屋で手ぬぐいとコーラ(アイヌ模様ボトルと思ってよく見ずに買ったら札幌模様だった)とカエデのトペンぺを購入。
レジでお姉さんが突然「私もこれ、買ったんです。」とトペンぺを指して言う。それからしばらく(体感10分)トペンぺを購入して思ったことなどを話されていたのだが、要約すると「え、これで600円?というような味でがっかりしたけれど、先日買ってすぐ飲んだ男の子が『600円でいい経験した』って言ってて、私もそう思うことにした。あなたも600円を高いと思わず、経験代だと思って」という必死のトペンぺのフォローであった。笑った。

ほのかに何かの雰囲気が口に広がるほぼ無味の液体

2か月後に再訪したときは打ってなかったので、もしかしたらそういうことなのかもしれない。

白老でも北の大地の入場券をゲットして登別へ。
お宿はゲストハウス赤と青
https://aka-ao.jp/
受付&案内をしてくれた若い女の子に翻弄されてしまった。令和ギャルの空気、読めない・・・

五日目(登別→空港)

朝、びっくりするほどの暴風雨。笑っちゃう。でも朝ごはんが必要なのでセイコーマートへ。朝7時までは出入りにパスワード必要って説明書きにあったから8時に買い物に行ったのに戻ってきたら玄関にロック。あれーパスワード持って出てきてねぇわと焦ったけどちょうど玄関ロビーで支度をしている人がいたのでノックして開けてもらう。昨夜受付の時に「朝に荷物預けたい」とオッケーもらってたけどいくら待っても来ないので予定変更先に駅へ行ってコインロッカー→銀のしずく記念館へ。

●銀のしずく記念館
https://www.ginnoshizuku.com/
入館料500円

小さな記念館なので勝手に30~40分の滞在予定でいたけれど、入館したら職員のおじさんがとっても詳しく詳しく説明してくれて、説明開始30分経ったくらいで今日の予定を頭の中で白紙に戻した。「もういいわって思ったら言ってくださいね」って言われたけど説明を聞かなきゃここまで詳しく知る事なんてできないのだから本当にありがたい。別途解説料払うべきじゃない?詳しい解説のおかげで行く前は「知里幸恵さん」しか知らなかったのが「真志保さん」「金成マツさん」も知ることが出来てそして二か月後のウポポイへとつながっていく・・・・
「シロカニぺ ランラン」を「銀のしずく 降る降る」に訳した幸恵さんと「銀のしずく 降れ降れ」と訳した真志保さんというのが面白かった。「雨、雨、降れ、降れ、母さんが♪」の和人としては「降れ降れ」に親近感。幸恵さんの一番初めのノートは「あたりに降る降る銀の水」だったそうで状況はこっちの方が分かりやすいなぁと文学的センスのない自分は思うのであった。
とまぁ気が付けば一時間を超えて付きっきりで解説していただいて、ありがたいことでした。
11時に記念館を出て、汐見坂11:16ー11:34登別温泉。これまでの閑散とした感じから一転一大温泉地に。か、観光地だすげぇ・・・。ロープウェイでクマ牧場へ。
●のぼりべつクマ牧場
https://bearpark.jp/
入館料2650円(ロープウェイ込)
ロープウェイ降りて建物から出た瞬間に獰猛な鳴き声が聞こえてきて恐ろしくなるがそれはただの子熊・・・ヒグマってこえぇぇぇ・・・

ヒグマのことを勉強したりチセ見に行ってアイヌ刺繍の小物入れ買ったりして下山。
思ったより早く終わってしまった。

北の大地の入場券も無事入手

ほんとは登別市郷土資料館も行く予定だったけど、疲れたので空港へ向かうことにする。
登別14:07ー14:35苫小牧(北の大地の入場券)14:50ー15:46新千歳空港

けやきのラーメンギョーザビール。正義。

「けやきのラーメンって特に特徴無いよ。普通だよ。まぁ君が食べたいなら食べるけど。」って言ってる二人組がいて、食べるんかい!ってなった。味噌ラーメンだけどあっさりしてたな。ペロリだったぜ。
21時前出発の便だったのでのんびりお土産見てラーメン食べていただきもののスタバカードでコーヒータイム。一人なので席取りのために机に巾着袋置いてコーヒー買いに行ったら、戻ったら親子連れが座ってて巾着袋はソファ席の隅に追いやられてた。絶対どけやがったな治安悪いぞ新千歳空港!とイライラしながら「すいません」と巾着袋を回収し、幸い他にも空いていた席に座ってコーヒー飲んでたらその親子連れは私と同じ地方の訛りをしておりうちが治安悪かった・・・すまーんってなった。

まとめ

一日目
16:30 新千歳空港→16:58 新札幌(JR快速エアポート小樽行)
17:09 新さっぽろ→17:13 大谷地地下鉄東西線 宮の沢行)
17:30 大谷地BT→19:40 静内 道南バス高速ペガサス号)

二日目
09:20 静内本町→10:37 浦河高校前道南バス 老人ホーム前行)
10:48 浦河高校前→10:57 浦河郷土博物館前(JRバス 様似営業所行)
12:17 浦河郷土博物館前→12:29 会所町(JRバス 様似営業所行)
14:15 様似→14:52 新栄(JRバス 広尾行)

三日目
車→えりも岬(感謝)
10:07 えりも岬→10:24 新栄(JRバス 様似営業所行)
車→アポイ山荘(反省)
12:49 アポイ山荘→12:58 様似(JRバス 様似営業所行)
13:10 様似→13:44 浦河役場前(JRバス 静内行)
13:46 浦河役場前→15:17 静内本町道南バス 静内行)

四日目
10:52 御幸町→12:54 沼ノ端道南バス 苫小牧行)
13:03 沼ノ端→13:10 苫小牧(JR室蘭本線 苫小牧行)
13:30 苫小牧→13:53 白老(JR室蘭本線 東室蘭行)
19:10 白老→19:33 登別(JR室蘭本線 東室蘭行)

五日目
9:00 宿→登別駅コインロッカー→9:35 銀のしずく記念館 11:00→汐見坂バス停(徒歩)
11:16 汐見坂→11:34 登別温泉道南バス 登別温泉行)
ロープウェイ
13:40 登別温泉→13:53 登別道南バス 若山営業所前行)
14:07 登別→14:53 苫小牧(JR特急すずらん7号 札幌行)
14:50 苫小牧→15:46 新千歳空港道南バス 新千歳空港行)

交通費
道南バスカード 6000円+不足 410円
JRバス 3400円
JR 2870円
往復飛行機(ピーチ)43010円

入場料
ウポポイ 1200円
銀のしずく記念館 500円
のぼりべつクマ牧場(ロープウェイ込)2650円

宿泊
静内エクリプスホテル(二泊)20000円
田中旅館(朝夕)9860円
ゲストハウス赤と青 3495円

計 93395円